縁あって
先日、7年前に祖母を見送った家族葬ホールにお伺いする機会がありました。久しぶりに建物の中に入らせて頂いた時、ふと当時担当をしてくれた女性スタッフさんの事を思い出しました。
通夜の夜、その方とふたりでお話する機会があり、何故かお互いの仕事の話になりました。
彼女は新卒で入社し2年目。その会社は葬祭部門、ブライダル部門、レストラン部門を手がけており、入社時に希望したのはブライダル部門。むしろブライダルプランナーになりたくて入社されたとの事。
しかし配属されたのは彼女に取ってはまさかの葬祭部門。戸惑いしかないスタート。2年目を迎え戸惑いは残るものの少しずつ慣れ、だんだんとやり甲斐も感じてきている、そんな事を話されていました。
私は当時ホテルに勤めていましが、葬祭のお仕事を目の当たりにし、ご遺族に寄り添う素晴らしいお仕事だと感じたこと、ブライダルも素敵だけれど、葬祭は誰もが就ける仕事じゃないので自信を持って進んでほしいと頼まれてもいないのに全力で励ましを送った記憶があります。
先日そのホールに伺ったときに、今もその方が働いていらっしゃるのか聞いてみたらよかったなと後々後悔しました。
今、縁あって私もこのお仕事をさせて頂いています。
いつか彼女に会えることがあれば『私もいま同じ仕事をしています。貴方にお会いできたこと、話せた事がきっかけになっています。』と伝えたいなと思っています。