日にち薬
『どんな悲しみも苦しみも必ず歳月が癒やしてくれます。そのことを京都では”日にち薬”と呼びます。時間こそが心の傷の妙薬なのです』
先日ご逝去された瀬戸内寂聴さんの言葉です。SNSで紹介されていたのを拝見しました。
『もう済んだことは、忘れましょう。私たちは「忘却」という能力を生まれた時から与えられているんですね。日にちが経てば、どんな嫌なことも辛いことも自然に薄らぎ、忘れることができます。だから人間は生きていかれるんですよ。』
そんな言葉もありました。
ちょうど知人の何気ない一言で心の中は悲しさでいっぱいになっていた時でした。何なら『一生忘れるものか、、』とさえ思っていましたが、この言葉を拝見して気持ちがスッーっと引いていきました。
言葉のチカラは大きいです。
言葉で人を傷つけてしまう事もありますが、言葉は人を励ます事が出来ます。
自分自身が発する何気ない一言、言葉の選び方、使い方。それひとつで伝わり方が変わってきます。
これから先色々な経験を重ねて、自分の思いを丁寧に伝える。わたしも言葉を紡げる人になりたい、そんな風に思いました。